長時間の立ち仕事やデスクワークは、足のむくみの主な原因になります。人間は適度に体を動かして、筋肉の収縮、伸展を繰り返すことで、全身の血液循環を促しています。そのため、同じ姿勢を維持していると、血液循環が滞ってしまうのです。血行不良によって、もも、ふくらはぎ付近のむくみ、足首の痛みといった症状が出ることがあります。
○むくみとは?
むくみを引き起こす水分は、血液の液体部分(血しょう成分)で、血液が運んできた酸素や栄養を、体の各組織へ届ける役目を果たしています。さらに、各々の細胞から、不要な二酸化炭素や老廃物を回収し、再度血液中の成分となり、心臓へと戻っていきます。
この時、血液やリンパ液の流れが悪いと、余分な水分が細胞と細胞の間に停滞した状態になってしまいます。このように、スムーズに血液やリンパ液に戻りきれない水分が、むくみとなって現れるのです。
○なぜ「足」がむくみやすいか?
心臓は絶え間なく拍動することで、血液を勢いよく全身に送り続けています。しかし、筋肉の疲労や過緊張により、筋肉が固くなった状態が続いていると、血液の循環そのものが阻まれてしまいます。こうなると、心臓から距離の遠い足部分は、特に血行不良の影響を受けやすく、むくみが出きやすくなるのです。
例えば、多くの人々が従事しているデスクワークを見ても、勤務中、何時間もの間座り続けており、下手するとその間、足はほとんど動くことがありません。現代のライフスタイルは、血流の悪化や、足のむくみを引き起こしやすいものだといえそうです。
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